タイムス女性クラブの紹介を友人からもらい、夫婦会員で夫とともに16日青木新門さんの講演会に行ってきました。青木新門さんは「おくりびと」のヒントの作品(原作)「納棺夫日記」の著者で、たくさんの方の死を見てきた方です。笑いあり、涙あり、もっとたくさん聞きたいと思うぐらいすばらしい内容でした。

 その中で、こういう話もありました。
 納棺夫という仕事は忌み嫌われて、納棺したらさっさと帰っていたそうです。周りからも嫌がられ、親戚中からも家族からも非難の声を浴びていて、もちろん亡くなった方のお顔も、じっくり見たことがなかったそうです。それがあるきっかけで「役立つ仕事」だと感じ、その次からは、服装を整え、キチンを礼儀を持って「お亡くなりになったかた」を丁寧納棺し始めました。それからはお亡くなりになった方のお顔を、じっとみてその方の生き方などを、考えるようになったそうです。

 それをはじめたばかりのこと、側で見ていたおばあちゃんが、青木さんのところに近寄って「私が死んだときあなたに頼めんかね~」と初予約(笑)入ったそうです。それが口コミで広がって、わざわざ探してやってくる方も出たとのこと。
 一番驚いたのが、今まで「しっし」と言われて、逃げるように去っていったのが、みんなから感謝され、時には「先生」と呼ばれ、「ありがとうございました」という言葉も頂くようになったとのことです。
 相手を大切にして「お役に立つ仕事をさせていただいている」と実感したとき、そしてそれを「服装」「身だしなみ」「態度」で表現したとき、「納棺夫」という仕事が、すばらしい仕事だと、認識されたのではないでしょうか
 私がお伝えしている分野も、まさにその分野なのです。「礼儀」はまず相手に「敬意」を持つことから始まる。「敬意をもって接している」と伝えるためにも「マナー」が必要だということを。 
 人はみな、光の存在です。目の前の方に常に敬意を持って接してはいかがでしょうか?
 今日はいい天気でしたね晴れ
 あなたも光、私も光。明日の天気も輝くといいですね!