たまたま読んでいた雑誌に「てぃんさぐぬ花」の方言の歌詞が訳されていました。親になった私としては、子供に聞かせたい歌詞だったので、取り上げてみますね
「てぃんさぐぬ花」
1.てぃんさぐぬ花や ホウセンカの花は
ちみざち(爪先)にすみてぃ(染めて) 爪先に染めて
うや(親)ぬゆし(言う)ぐとぅ(こと) 親の言うことは
ちむ(肝)に染みり 心に染めなさい
2.天ぬぶりぶし(星)や 天の群生は
ゆみばゆまりゆい 数えようと思えば数えきれるけど
うやぬゆしぐとぅや 親の言うことは
ゆみやならん 数えられない
3.ゆる(夜)はらすふにや 夜、沖に出る船は
にぬふぁぶし(北極星)みあてぃ 北極星を見ている
わん(私)なちぇるうやや 私を産んでくれた親は
わんどぅ(私を)みあてぃ 私を見ている
4.たからだま(宝山)やてぃん 宝石も
みがかにばさびす 磨かなくてはさびてしまう
あさゆ(朝夕)ちむ(肝)みがち 朝晩心を磨いて
うちゆ(浮世)わたら 世の中を歩いていこう
5.まことするひとぅ 誠実な人は
あとぅやいつまでぃん 後はいつまでも
うむゆ(思う)くとぅかなてぃ 思っていること叶って
ちゆぬ(千代)さかてぃ 何時何時までも栄えて幸せである
武器を持たなかった島の先人の魂がこもった歌詞のように感じました。
娘に「てんさぐの花」の歌詞知ってる?
と聞いたら「知らない」と答えてました。
早速教えましたよ!!
親の教えは大切。親としても歌詞に恥じないよう生きて生きたいですね